2006.4.28-5.3 錦川カヌー
- 朝6時の岩国では、やっぱりどこの店も開いてなかった。
駅前のミスタードーナツは7時から。仕方ないのでバスに乗って新岩国へ移動。
駅のコンビニでおにぎりを買って朝メシ。
- 新岩国駅の裏手にヤマト運輸の営業所がある。
ここに送っておいたフネと荷物を受け取り、
錦川清流線で上流に向かう、という寸法である。
ヤマト運輸の営業所は8:00から。新岩国から錦川清流線の御庄駅まで300m。
御庄駅発8:10。手ぶらならどうってことはないが、
夜逃げと間違われそうなほどの荷物を抱えて移動しなければならない。
間に合うのか。……間に合った。7:30に営業所に行ったらもう開いていた。
地方は朝が早いので助かる。
- かつて轟沈した根笠のホールは、かなり小さくなったようだ。
- 南桑の状況:
タナカストアーは廃業 (看板が外されていた)。しかしサンフードは健在。
ここで牛丼の昼食。おばちゃんに曰く、「あのエアコンのあたりまで水が来た」。
去年の洪水で一階が水没したそうだ。
看板が流されてしまったようだが、片山酒場 (酒屋) も健在。
まつや旅館はやってなかったが、建物の手入れはされているようだった。
休業中ということだろうか。営業再開を期待する。メシうまいからなあ。
- 見錆あるいは東椋野のあたりに瀬ができていて、水をかぶる。
びびるほどではないが、本流に岩があるので1.5級としておく。
黙ってるとぶつかるので注意されたい。
- 観音茶屋の「日本一」の自動販売機群は壊滅したそうだが、
しぶとく復活していた。
- そのすぐ下では支流の小郷川から泥水が流れ込み、
それまで澄んでいた流れが濁った。やめてくれー。
- 小郷川流れ込み下の河原に上陸して休憩。先客のキャンパーと雑談、
コーヒーをごちそうになる。ツーリング装備のカヌーがめずらしいようで、
やたらにすごいすごいと感心された。
ここには水場とトイレがあるが、現在使えないそうだ。
- 鹿谷の吊橋は落ちたそうな。
残骸が川の中にありやしないかと注意して下ったが、その心配はなさそうだ。
ふと右岸を見ると、残骸が河原に引き上げられていた。
- このへんまで、曲がり角にかならず小さい瀬がある。
- 江木商店も、看板をリニューアルして元気に営業していた。
ビールと角氷を補給する。
左岸に上陸して梯子をよじ登るのが近道なのだが、
薮をかき分けなければならないのが面倒だった。洪水でその薮が一掃され、
上陸しやすくなっている。
- 竹藪の瀬は流れが変わっていた。真ん中の本流に乗っていけば何事もない。
かつて難所だったアウトコースは完全な傍流となっている。
- 南河内の沈下橋 (細利の沈下橋と呼ぶらしい)。直下が瀬になっていて流れが速い。
一年前にここで死亡事故があった。橋桁にラップしたフネから出られなくなり、
一人亡くなっている。本日は流木やら何やらが橋桁に巻きついていて、
その分流れが狭くなっていた。細心の注意を払って通過。
- 守内の沈下橋で休憩。左岸の中村商店は今回も閉まっていた。
いや開いていたためしがない。もはや営業していないと判断する。
自動販売機があり、ソフトドリンクの補給は可能。
- そしてすばらしい河原に上陸した。
が、河原の砂利をさらってできた小山がいくつもあって、あまりすばらしくない。
後で聞いたところによると、
洪水で川幅が狭くなったので浚渫工事をしているのだそうだ。
確かにここから下流では、どの河原にも重機がいた。
- この河原に二泊した。
メシを食って、読書して、昼寝して、暑くなったら川で泳いで、
ああなんて幸せなんでしょう。
- 錦帯橋まで残り5kmを漕ぐ。
新幹線の鉄橋の下の瀬を過ぎてからは静水になるはずが、
今年は流れているので楽ちんだ。川幅が狭くなったおかげだろうか。
- 例年通り錦帯橋で上陸。佐伯屋食堂で昼メシ。カツ丼を食う。まずい。
前回もそういう感想を持ったことを思い出した。次回、忘れないようにするため、
改めて書いておく。まずいぞ。今度は別の店で食おうっと。
- いつもの居酒屋「づぼら」で打ち上げ。毎回行くので大将に顔を覚えられていた。
マテ貝の塩焼きやヨナキ貝の刺身がとてもうまい。筍の焼いたのも大変よかった。
食いまくって7000円を突破する。
- 広島ではやはりお好み焼きだ。
「みっちゃん」には過去二度行ったことがあるので、
今回は「元祖へんくつや」へ。普通にうまかったのであるが、
香川でさぬきうどんに開眼したときのような驚きはないですねえ。
もしかすると、お好み焼き屋にも知る人ぞ知るS級店があるのであろうか。
モドル