2009.10.29-11.2 仁淀川カヌー
- 高知駅のリニューアル工事は終わっていた。とてもきれいになったが似合わない感じ。パン屋で朝メシ。
- 佐川からタクシーに乗ったが、西佐川でもよかったかも(駅前にタクシー会社が見えた)。ヤマト運輸の営業所に寄ってカヌーをピックアップし、宮の前公園へ。タクシーのおっちゃんはいい人で、公園の入り口を入ったところでメーターを止めてくれた。1980円。
- 前回と同様、小学生が遠足に来ていた。大漁の貝を見せてくれた。
- カヌーを組み立てて町へ出る。支流の坂折川に、小さな橋がかかっていた。これは助かる。これまでは県道33号線に出て、坂折川を300mほどさかのぼったところで渡り、町に入るしかなかった。この新しい橋により片道1.5kmは短縮できる。「注意して渡って下さい。自己の責任は負えません」の立て札を見ておっかなびっくり橋を渡る。
- 「狩女」で昼メシ。唐揚定食880也。
- 夜は居酒屋「ひろちゃん」へ。イカが甘い。うまい。女将がようしゃべる。しばらくしてから入ってきたおっちゃんもとぼけてておもしろい。女社長が一人で飲みにきた。かっこいいなあ。鮎の塩焼きをごちそうになった。店を出ると日が暮れていた。メインストリートの向こうに山々のシルエットが見える。
- 翌日。晴れて暑かった。町中の、8時からやってた商店で食料とビールを購入。33号沿いに新しくできていたコンビニで角氷を調達。
- この一箇月雨が降っていなかったので、とても水がきれい。今までで最高の水質である。その反面、全然水がない。本村キャンプ場までは大川歩き大会になった。その先の落ち込みでは、岩と岩の間に無理矢理フネをこじ入れつつクリア。
- やれやれ。と思っていたら、真の敵はその先の三段ドロップであった。一段目をクリアして油断していたら、二段目の入り口の左カーブで曲がりきれず岩にぶつけ、大量の水が入った。10cmくらい水がたまってむちゃくちゃ重くなったフネを苦労して漕ぎ、鎌井田の沈下橋で上陸。フネの水抜きをするついでに昼飯。
- 再出発。橋のちょっと先が隘路になっていて、気持ちいい瀬になっていた。
- 南片岡の沈下橋の先にも隘路があり、今度は50cmほどの落ち込みができていた。何の障碍もないので問題なくクリア。
- 黒瀬の先の右岸に上陸。日ハム対巨人の日本シリーズ初戦をラジオで聞きながら焚火。巨人が勝った。おもしろくない。
- 翌日。天気予報によると、昼過ぎから雨が降り出すとのことだったので、9時に出発して加田を目指した。
- ところが1kmも漕がないうちに大粒の雨が降ってきた。どうなっておるのだ気象庁。ずぶぬれになりつつ、「あいの里」のある河原に上陸。
- あいの里で昼メシ。魚の塩焼きと芋を煮たのと、小鉢がほかに二つと、デザートのゼリーがついて、650円。安い。そしてうまい。
- テントを張って、中にもぐって、「クリスタル・レイン」を読む。まあまあ。雨は降ったり止んだり。
- 夕刻になり雨止む。日本シリーズ二戦目、今度は日ハムが勝った。
- いまはまだ暖かいが、今晩か明日に寒冷前線が通過するらしい。厚着して寝た。
- 翌朝、メシを食い終わったあたりで北風が吹き出した。テントをつぶされそうになりながら撤収。うっかり横向きにしていたカヌーが突風にあおられ、回転しながらテントを越え、こっちに飛んで来た。フネは何ともなかったが、テントのポールが曲がってしまった。
- 出発。いい天気で水も澄んでいるが、風が強すぎて写真を撮る余裕がない。二度ほど風沈しそうになる。追い風だったが、フネが風上を向こうとするので、たえず修正しなければならず楽ではない。西の谷あたりでは向い風になったが、全然進まないので泣きそうになる。
- 道の駅で風呂に入る予定だったが、目を離すとカヌーがどこかに持っていかれそうなほどの強風だったのであきらめた。
- ひたすら漕いで正午、仁淀川橋に上陸。まだやまない風に苦労しながら荷造りする。
- 田中運送は日本通運だったのだが、JPエクスプレスになっていた。
- 橋を渡って、いつものように「Twin Soul土居邸」で休憩。ここは実に落ち着く。
- 高知では「一本釣り」で一人打ち上げ。これまで高知の飲み屋選択に敗北し続けていたが、ようやく当たりを引いたようだ。
モドル