2011.4.29-5.1 仁淀川カヌー
4/29 (金)
- 今年の3月4月は仕事が忙しく、またかなり精神的につらいことばかりだった。やれやれ、ようやく一人になれる。
- 東京では、節電のためと称してエスカレーターがことごとく止まっている。大荷物をかかえた旅行者にこれはつらい。
4/30 (土)
- いつものように、佐川からタクシーで越知の宮の前公園へ。毎回通りすぎるだけなのだが、佐川の町並みは街道っぽくていい雰囲気だ。自転車で走ってみたら気持ちよさそう。
- フネを組み立てて、テントを張って、昼飯を食いに越知の町へ出ようとしたら、坂折川の流れ込みにかかっていた小さな自己責任の橋がなくなっていた。これがないとえらい遠回りになる。
- 狩女が臨時休業だったので、かどたで昼メシ。かどたの向かいに「おち駅」という観光物産館ができていた。そこのトイレは、豪華ウォシュレット付きだ。
- 一旦テントに戻り、1時間ほど読書してから町に飲みに出かける。今回は川沿いの「一福亭」だ。定食メニューがいくつもならんでいるので、メシ屋としても使えそう。味はまあまあ。
- 店を出て町をしばらくうろつく。日が暮れて道の向こうに山が見える風景に心が落ち着く。
- サンプラザでビールとつまみを買ってテントに帰る。小さな沈下橋を渡ったあたりで雨粒が落ちてきた。テントにもぐると雨が強くなってきた。9時前に寝た。
5/1 (日)
- 7時くらいに起床。よく寝た。雨がまだ激しく降っている。トイレに行くのがためらわれるレベル。テントが浸水して、マットの下に突っ込んでおいた日経サイエンスがふやけている。
- 今日は停滞することにして「僕僕先生」を読む。
- 11時頃、昼メシを食いに町へ出たところ。雨が上がって日がさしてきた。天気予報によれば、今日はもう降らない。そして明日は晴れ。あさってはまた崩れそう。ということであれば、停滞はやめて、今日中に進んでおこう。スーパーで買った弁当を食ったら、濡れた荷物を外に放り出して乾かしつつ出発の準備をする。
- 13:30出発。雨で増水したのか、流れにパワーがある。
- 町入り口の瀬。ここは中央から入って右に抜け、エディで半回転して上流を向き、左岸にフェリーしてからフネを下流に向け、狭い水路に飛び込む。そういう作戦だったが、エディに入らず強引に左岸に向かったら、水路に突入する際にフネのケツを岩にぶつけた。横着はよくない。
- さっきは晴れていたのに雲が出てきて景色がぱっとしない。大雨のため水もにごっている。
- 横畠橋の手前で、夫婦っぽい二人組のカヤッカーに出会った。クリークボートっぽいものに乗っている。そんなのがなぜ仁淀川にいるのか不思議であったが、夫曰く、妻をまずここで慣らして、四万十川上流、そして吉野川上流とハシゴする計画なんだとか。こういうゆるやかな流れを漕ぐことはあまりないのか、二人はそこここで浅瀬に引っかかっている。僕は浅瀬には慣れているので、二人に先行して「どこが深いか一発でわかるんですよねー」と瀬を抜けたまではよかったが、その次の瀬でスタックした。かっこわりー。
- 横畠橋から5kmの区間に、どきどきポイントが集中している。
- 橋から1〜2kmのところにある落ち込み。中央から入って左側に抜ける。今回の落差は50cmくらい。大したことはなかった。
- 放水口の先にある、右岸沿いの三段ドロップ。どれも右から入って左に抜ければよい。が、それを三度繰り返すので、方向転換が忙しい。そのタイミングが遅れると岩にぶつかる。今回も最後のドロップでケツをぶつけた。
- 鎌井田の沈下橋直後の落ち込み。越知から下流では、一番でかい瀬である。今回は1mほど落ちていたと思う。しかし、傾斜はゆるやか、岩がらみでもないので中央突破でOK。
- 鎌井田大橋の下流左岸にキャンプ適地あり。水面からの高さも十分。
- 南片岡の沈下橋のすぐ先に中州あり。右が本流。
- 黒瀬キャンプ場をスルーして、直後の右岸に上陸してテントを張る。相変わらずここはすばらしいキャンプ地だ。
- 今晩の読書は、フネの一番後ろに突っ込んで乾かした日経サイエンスである。特集は「マグニチュード9.0の衝撃」。どうも読んでいると悲観的な気分になる。そのためか、あまり頭に入ってこない。
5/2 (月)
- 9時過ぎに出発。晴れたが、中国大陸から黄砂が飛んできているということで、空が黄色くぼやけている。
- 10時、あいの里に到着。ビールを補給する。
- 明日は雨が降るかもしれないので、今日中に下り終えるべく、先を急ぐ。しかしここからは瀞場ばかり連続するので、なかなか先に進まない。
- 船越のあたりに何やら建設中。クレーンにつるされた鯉のぼりがいい感じ。
- くらうどで上陸して風呂。露天風呂があることをはじめて知った(ちいさいけれど)。その後フレンチレストランで昼メシ。売店の奥にうどん屋があるが、こっちの方が断然いいぞ。
- ここから数km, 写真がない。漕ぐのを止めると向い風で押し戻されるからである。
- GWのわりに、加田のキャンプ場には人がいなかった。不景気なんだろうか。
- 通称釧路川は、本物とくらべると全然ちがう。本物はもっと植生が荒々しく、もっと流れが速い。あのときの緊張感が懐かしい。
- 仁淀川橋で上陸。フネその他を畳んで田中運送で東京に発送。毎回金額が一定しないのは何とかならないのか。
- 土佐電鉄伊野駅の駅舎が改築され、小綺麗になっていた。
モドル