2011.11.1-4 四万十川カヌー
11/2 (水)
-
京浜東北線の事故の影響で、昨晩30分遅れて発車したサンライズ瀬戸は、
朝になっても30分遅れのままだった。
車掌の案内にしたがって、岡山でいしづちに乗り換える。
坂出で途中下車していきいきうどんで朝メシを食う計画が頓挫した。
-
松山で宇和島行きの特急に乗り換える。
例年、乗り換え時間が1分か2分くらいしかなかったのだが、
ダイヤが変わったのか、今年は10分ほどの余裕がある。
駅弁を買って悠々と乗り込んだ。
宇和島での普通列車への接続は相変わらずシビアで、1分しか余裕がない。
-
江川崎に着いた。曇り気味。風はなし。
カヌー館でキャンプの手続きをしていると、温泉に行くかと聞かれた。
はいと答えたら、星羅四万十の割引券をくれた。800円が500円になる。
-
明日は未明から雨が降るようだが、午前中に上がるらしい。
よってテントは橋の下に張ってある。
キャンプ場には、自分のほかに中年ライダーがひとりだけ。
11/3 (木)
-
朝起きたら小雨が降っている。
カヌー館でしばらく様子を見たが、なかなか止まない。
手持ちぶさたなので、雨は止まないけれど、11時過ぎに出発。
水量多め。気温高め。雨具を着ていると暑いくらい。
そんなわけで、それほど状況はわるくない。
-
岩間の沈下橋で上陸して休憩。パンとチーズの昼メシ。
「口屋内沈下橋は崩壊する危険があるので絶対に近づかないでください」
の貼紙あり。おやおや。
-
水墨画風の風景のなかを進む。雨はだんだん弱くなってきた。
風はなかったが、口屋内手前の瀞場はやはり手強い。フネがなかなか進まない。
しゃえんじりで第二昼メシを食おうと思っていたが無理か。
-
いつものように、口屋内の学校が見え、次いで沈下橋が見えてきた。
その左端が不自然に傾いているのが、遠目でもわかる。
早瀬に乗って近づいていくと、橋の壊れている様子が明らかになってきた。
一番左の橋脚が沈み込み、橋桁が浅いV字状になっている。
土台が崩壊しているので、修復には時間と金がかかりそうだ。
雨宿りしたり昼寝したり釣りしたり、この沈下橋には色々と思い出があるので、
普通の橋にはしないでほしいな。
-
右岸の河原に上陸してテントを張った。橋は当然ながら通行止めになっている。
店のある左岸に渡るには、500m下流の鉄橋まで迂回しなければならない。
とても面倒だ。
-
左岸のメインストリートを散歩して帰ってくると、雲が切れて青空が覗いた。
夕メシの準備にかかる。今回はキムチチゲである。キムチと肉を炒め、
石豆腐を投入して水を注いで煮込む。とても簡単だ。
が、キムチが足らず水っぽくなった。
-
今晩の読書は、坂木司の「夜の光」。
少年少女のスパイたちが学校内で静かに殺し合う悲しくて儚い物語である。
と、なぜか勝手に思い込んでいて、なかなかそういう展開にならないので、
あれーおかしいなと思いつつ読み終わったが、なかなかよかった。
11/4 (木)
-
明日は雨が降りそうなので、今日中にゴールしてしまうことにした。
早起きして、9時前に出発。
-
口屋内を出て30分後、久保川のあたりの左カーブで、
右岸に引っかかっている倒木に流れが向かっている。結構危ない。
あとは危険なところはなかった。
-
ひたすら漕いで、14時過ぎに中村に上陸。
今日はもう撤収するのでキャンプはしないけれど、今度来るときのために、
右岸の四万十川キャンプ場を下見した。
水もトイレもあるようで、居心地がよさそうだ。
モドル