LOOX S9のWindows 2000化・全記録

ネットワーク接続できる MS-DOS 起動ディスクを作る

メインマシンの CD をネットワーク越しに使って W2K をインストールしようという 算段である。当初 LAN Manager を使おうとしたがよく分からない。Web で検索。 ページを発見。 Workgroup Connection というのがあるのですか。

MS-DOS と Workgroup Connection, この日のためにダウンロードしておいた MS-DOS 用 RTL8139C ドライバを元に起動ディスクを作る。

メインマシンに NetBEUI をインストールし、共有設定した CD-ROM を S9 からマウント してみる。できた。 いとも簡単に起動ディスクができたようだが、実はかなり苦労している。 でもその苦労の内容は忘れてしまった。せめてこれを残しておく。

いよいよ Windows 2000 のインストール

W2K のインストーラ (I386/WINNT.EXE) を起動すると、S9 のハードディスクに NTFS パーティションしかないのでファイルがコピーできず、怒られる。 そこで D: を FAT32 でフォーマット。

再びインストーラを起動。今度はファイルコピーが始まった (smartdrv.exe を実行しておかないと死ぬほど遅いぞ)。そして再起動。 しかしインストールの続きが始まらず、プリインストールされた XP が何事もなく 起動する。どういうことか。 インストーラは最初のパーティションのブート情報を書き換えるべきだったのだが、 そこは NTFS だったので認識できず、二番目のパーティションを書き換えてしまった、 ということらしい。

ハードディスクをきれいさっぱり消去しようと決意。ちょっと逡巡してから、 FDISK でパーティションを切り直す。OS 用に 2GB ほど確保し、FAT32 でフォーマット (後で NTFS へ変換できる)。もう後戻りはできない。 再びメインマシンの CD-ROM ドライブをネットワークマウントして、 インストーラを実行。再起動したら次の段階に進んだ。 後は特に困ることなく、インストール完了。勝負は終わった。

デバイスドライバのインストール

まず、SP2 をインストールする。

デバイスマネージャを見ると警告がたくさんある。 こいつらを始末しなければならない。S9 の W2K 用デバイスドライバは ここ にある (P-1030 というのが日本の S9 に相当する)。 しかし電源管理用のドライバがない。またサウンドドライバが壊れている。 そこで、ここから足りない二つを持ってくる (P-1032 が日本の S8 に相当するのかな)。では始めよう。

追記。今は純正ドライバが提供されているのでこんな苦労をすることはない。 ここからたどるべし。

RTL8139C
mo_w2klan.exe を実行して解凍、 デバイスマネージャから .inf を指定して入れ換え。
QuickPoint4
mo_w2kmouse.exe を実行して解凍。後は上と同じだが、「HID 準拠マウス」と 「PS/2 マウス」のどちらを更新するか迷う。 前者は USB マウスのことらしかったので、PS/2 の方を更新。正解だった。
RAGE Mobility
mo_w2kvideo.exe を解凍したら出てきた setup.exe でインストール。 これで 1024x600 が使えるようになる。
Sigmatel AC97 Audio Drivers
MOMUS_AUDIO_WIN2K.exe を実行すると、解凍後、自動的にインストーラが走る。 このときソフトウェアモデムが見つかるが、とりあえず無視。
Lucent Technologies Soft Modem
mo_w2kmod.exe を解凍。setup.exe でインストール。
BatteryAid
MOMUS_BATTERYAID_W2K.exe を実行。これも解凍後、勝手にインストーラが走る。 ダウンロードページにはバージョン 1.20 と書いてあるが、実際には 1.25 だった。ちなみに Windows XP でも使えたことを付け加えておく。
FJ02B1
上で最後だと思ったのに、LCD Backlighing の設定ができない。 デバイスマネージャにも不明なデバイスが一つだけ残っている。 そこで、BatteryAid の解凍後にできたディレクトリの中にあった FJ02B1.inf を食わせる。当たり。バックライトの輝度を調節できるようになった。

おしまい。ああ疲れた。


モドル