Brompton S3Lの後輪を取り外してみた

使う工具は15mmのスパナと5mmの六角レンチ。 後輪を畳み、3速(トップギア)に入れて、作業開始。

まず、後輪から変速用のチェーンを切り離す。 チェーンは円筒形のバレル(B)にねじ込まれている。 そのバレルが動かないよう、ロックナット(N)が固定している。 そこでまずロックナットを緩め、バレルを緩めて変速用チェーンを分離する。

外れた。

チェーンテンショナーの長い方の腕を左に回転させ、 緩んだチェーンをプーリーから外す。

横穴の空いたでかい六角ナットから変速用チェーンが垂れ下がっている。 15mmのスパナを使って、この六角ナットを外す。ワッシャーも外す。 なおこれは組立時の話であるが、マニュアルによると、 この六角ナットを締めすぎてはいけないそうだ。

六角ナットが外れたところ。 変速用チェーンを引っ張ってみて、その終端がどうなっているか確かめておくべし。

チェーンテンショナーを取り外す。

後輪を後三角に固定しているナットを外す。

そして食い込んだ形のプレートを外す。固いので適当な工具でこじるとよい。 このプレートには上下の区別があるので、後の組立の際には注意すべし。 "TOP"の文字が上になるようにはめ込めばよいのだが、 後輪を折りたたんだ状態では"TOP"が下になる。

外れた。

反対側のナットとプレートも外す。

こっちも外れた。これで、後輪を後三角から分離できる。

しかし、後輪を外そうとしても、タイヤがブレーキの間でひっかかってしまう。 そこでブレーキシューを片方外す。5mmの六角レンチを使用。

そして、ついに、後輪が外れた!

外した部品たちの図。思ったより簡単でしたね。

組立は今の手順を逆にたどればよいので省略。 ただし、最後に変速用チェーンの張りを調整する必要がある。

ギアを一旦3速に入れ、そして2速にしてから、 変速用チェーンの終端がハブシャフトの先端と一致するよう、 バレル(B)を回して調整する。 1, 2, 3速に問題なく変速できるのを確かめたら、 ロックナット(N)を締めてバレルを固定する。

[2008.9.15]


モドル